移行先は【最高のプレゼンテーション―心をつかむ見せ方、話し方[読書感想] – サウスポーなエンジニアの独り言】です。
2008年02月10日
2007年09月01日
2007年08月11日
[書籍]スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術
仕事/日常のタスクをいかに早く終了する技術(ハック)について色々と書いています。
前著に「ライフハックス鮮やかな仕事術―やる気と時間を生み出すアイディア (MYCOM新書)」があります。
類似本には「こういう便利なツールが…Webサイトが…Tipsが…」とテクニックばかり(これはこれで必要です)が記述されているのもあります。
今回紹介する本には実践系のTips以外に、心理面も言及しているのが点に興味を感じました。
ポイントは、「人間はロボットと違い、いつも同じ状態では無い」という前提に立ち「やる気」を「やる気」が無い時はどのようにして出すか、そして、その「やる気」をいかに長く安定して維持するかということです。
スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術
【第1章】まず「取りかかる」気持ちを起こす
【第2章】「段取り」を決めてスピードを上げる
【第3章】スピードアップにつながる「やる気」を引き出す
【第4章】作業の時間をスライスして管理する
【第5章】自分の今の仕事環境をテコにする
【第6章】1つの「原則」を決めて作業中の迷いを断つ
【第7章】「習慣の力」を最大限に活用する
【第8章】「アイドルタイム」(待ち時間)を減らす
【第9章】とにかく「ゴール」までたどり着く
【巻末付録】仕事のスピードアップに役立つTips集
読んで「ほぉ」と思ったものの中には、すぐに出来るものもありました。
◇タスクリストで「後回し」を回避
やるべき事を書き出して、「後にやろう」とか「そのうち」を回避します。
また書き出すことでタスクの手順を細分化して「何か知らないけどやることがいっぱいある」→「大変そう、面倒くさい」→「しない」状態を『見える化』することで前向きに対処できます。
◇とりあえず「5分」だけやってみる
これ、自分としては一番のヒットでした。
大変なタスクを前にして(例えそれが細分化されていても)、重い腰を上げるのって結構しんどいと思います(私はこのパターンで仕事が進まないことがあります)。
その為に「まず5分だけやる」て決めてやってみます。
5分経ってそれでもやる気にならなければスパッと止めれば良いというものです。
また5分ずつ(とっかかり)することでタスクに対して(推進できる)きっかけを掴み、不安要素を取り除いてくれる効果もあるような気もします。
◇作業時間は「分単位で」見積もる
◇「消す喜び」という報酬
◇「小さな締切」を設定する
この辺は「チャレンジする」心理的要素があります。
人間ある程度時間に区切られた中で"できる/できない"を問われると集中したり(学生時代の試験とか)、勝負的な内容だと熱くなり負けるのがイヤで頑張ったりします。
その心理的要素をうまく利用したハックです。
このハックをブログや資料を書くのに使っています。
「15分で終わらせてやる」て決めると結構集中して書けますし、資料でも、どうすれば効率良く(当然質も)出来るのかを考えます。
分単位で見積もって、時間通りに終わると「よし!!」、逆に過ぎると理由がなんであれちょっと悔しい気分になります。
※ちなみに予想-実績の差を分析するのも大事なハックの1つです。どういう細分化されたタスクが抜けていたからトータルの時間がかかったのかが分かれば次回からは予想をし易くなります。
またタスクが終わればタスクリストから消します。
するとどんどん"敵"が減っていくのが目に見えるので、やる気の維持にもつながると思います。
◇「寝かす時間」を意識して挟み込む
ラブレター(古いですが…笑)でも夜、一生懸命書いたのを翌朝見直すととてもじゃないが渡せない内容だったという話があります。
資料等も同じで、一晩寝かすことで良い案やよりプラスアルファとなるようなきっかけが出るかもよということです。
◇「考える作業」と「手を動かす作業」を分ける
焦っていたり、慌てるとやってしまいがちですが、たいていグダグダな結果になります。
まず、それなりの時間を使い、タスクの筋道が立っているか、目的が分かっているか、ゴールが明確か、またその為に必要な行為が分かっているかをチェックします。
それが分かった段階で取りかかり始めるというものです。
本書ではカレー作りに例えて書いていますが、分かりやすいです。
「急がば回れ」というやつです(こう考えると昔から物事の本質って変わっていないのかも…)。
性格やライフスタイルにもよりますが「合いそうだな?」と思うものから取り入れてみてはどうでしょう?
最初は手間かもしれませんが、慣れてくると、確かに時間配分やスピードが徐々に改善されていて、またタスクに対する意識が変わってきているように思う良書です。
前著に「ライフハックス鮮やかな仕事術―やる気と時間を生み出すアイディア (MYCOM新書)」があります。
類似本には「こういう便利なツールが…Webサイトが…Tipsが…」とテクニックばかり(これはこれで必要です)が記述されているのもあります。
今回紹介する本には実践系のTips以外に、心理面も言及しているのが点に興味を感じました。
ポイントは、「人間はロボットと違い、いつも同じ状態では無い」という前提に立ち「やる気」を「やる気」が無い時はどのようにして出すか、そして、その「やる気」をいかに長く安定して維持するかということです。
スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術
【第1章】まず「取りかかる」気持ちを起こす
【第2章】「段取り」を決めてスピードを上げる
【第3章】スピードアップにつながる「やる気」を引き出す
【第4章】作業の時間をスライスして管理する
【第5章】自分の今の仕事環境をテコにする
【第6章】1つの「原則」を決めて作業中の迷いを断つ
【第7章】「習慣の力」を最大限に活用する
【第8章】「アイドルタイム」(待ち時間)を減らす
【第9章】とにかく「ゴール」までたどり着く
【巻末付録】仕事のスピードアップに役立つTips集
***********************
読んで「ほぉ」と思ったものの中には、すぐに出来るものもありました。
◇タスクリストで「後回し」を回避
やるべき事を書き出して、「後にやろう」とか「そのうち」を回避します。
また書き出すことでタスクの手順を細分化して「何か知らないけどやることがいっぱいある」→「大変そう、面倒くさい」→「しない」状態を『見える化』することで前向きに対処できます。
◇とりあえず「5分」だけやってみる
これ、自分としては一番のヒットでした。
大変なタスクを前にして(例えそれが細分化されていても)、重い腰を上げるのって結構しんどいと思います(私はこのパターンで仕事が進まないことがあります)。
その為に「まず5分だけやる」て決めてやってみます。
5分経ってそれでもやる気にならなければスパッと止めれば良いというものです。
また5分ずつ(とっかかり)することでタスクに対して(推進できる)きっかけを掴み、不安要素を取り除いてくれる効果もあるような気もします。
◇作業時間は「分単位で」見積もる
◇「消す喜び」という報酬
◇「小さな締切」を設定する
この辺は「チャレンジする」心理的要素があります。
人間ある程度時間に区切られた中で"できる/できない"を問われると集中したり(学生時代の試験とか)、勝負的な内容だと熱くなり負けるのがイヤで頑張ったりします。
その心理的要素をうまく利用したハックです。
このハックをブログや資料を書くのに使っています。
「15分で終わらせてやる」て決めると結構集中して書けますし、資料でも、どうすれば効率良く(当然質も)出来るのかを考えます。
分単位で見積もって、時間通りに終わると「よし!!」、逆に過ぎると理由がなんであれちょっと悔しい気分になります。
※ちなみに予想-実績の差を分析するのも大事なハックの1つです。どういう細分化されたタスクが抜けていたからトータルの時間がかかったのかが分かれば次回からは予想をし易くなります。
またタスクが終わればタスクリストから消します。
するとどんどん"敵"が減っていくのが目に見えるので、やる気の維持にもつながると思います。
◇「寝かす時間」を意識して挟み込む
ラブレター(古いですが…笑)でも夜、一生懸命書いたのを翌朝見直すととてもじゃないが渡せない内容だったという話があります。
資料等も同じで、一晩寝かすことで良い案やよりプラスアルファとなるようなきっかけが出るかもよということです。
◇「考える作業」と「手を動かす作業」を分ける
焦っていたり、慌てるとやってしまいがちですが、たいていグダグダな結果になります。
まず、それなりの時間を使い、タスクの筋道が立っているか、目的が分かっているか、ゴールが明確か、またその為に必要な行為が分かっているかをチェックします。
それが分かった段階で取りかかり始めるというものです。
本書ではカレー作りに例えて書いていますが、分かりやすいです。
「急がば回れ」というやつです(こう考えると昔から物事の本質って変わっていないのかも…)。
***********************
性格やライフスタイルにもよりますが「合いそうだな?」と思うものから取り入れてみてはどうでしょう?
最初は手間かもしれませんが、慣れてくると、確かに時間配分やスピードが徐々に改善されていて、またタスクに対する意識が変わってきているように思う良書です。
2007年06月03日
2007年04月22日
[書籍]SEの持つべき「思想」
一時期「SE本」がかなり出版されました。
私も色々読みましたが、「時々読み返そう」と思える本はそれ程多くありません。
今回はそんな本の話です。
■SEの持つべき「思想」―できるSEは何を考え、どう動いているのか
著者:秋月昭彦/瓜生聖
この手の本は、何となく小難しい理論や抽象的な精神論が書かれている事も多いのですが、これは具体的な例と平易な文章で読みやすく基礎的な心構えが書かれています。
山積みのタスクに追いかけられている時こそ「自分がこれらを意識しているか」的な気づきを与えてくれます。
その中でも↓は私が「そうやなぁ」と思うものです。
[1]SE自身の費用対効果
自分の仕事がどれだけ時間がかかって(=費用)、結果がどれだけ会社の利益(=効果)につながるかを考えましょうと。
漠然と仕事をするのでは無く、いかに費用(時間や手間)を少なくし、いかに効果を大きくするかを常から考えましょうと。
[2]無名な一流、有名な二流
保守や運用、インフラ(サーバ管理)等の話です。
これらはライフライン(電気や水道)と同じで動いていて当たり前です。
トラブルが多発するとサーバ管理者に何度も連絡したり、直してもらうわけで、その結果、よく名前が知られると。
一方、インフラやサーバ管理をキチッとやっているとトラブル自体が起きず、利用者も何も思わないず、下手すると「管理者なんかいるのか?」まで思うわけです。
これが「無名な一流」…知られていないけど仕事っぷりは一流だと。
[3]説明責任
SEは、SE同士以外にも営業や経営者等土俵が違う方とチームで組み、仕事をする事が多くあります。
そんな時、技術において素人のメンバーに対する説明責任が発生します。
「これ出来る?」→「出来ません」だけでは話にならないわけで、「何故出来ないのか?」「何か状況が変わる等すれば出来るようになるのか?」「代替案は無いのか?」等を考えに考え抜く必要があるという事です。
#この「説明責任」は私がいっつも心がけている事でもあるので、これはまた別エントリで書きたいと思います。
他にも良いトピックはありますが、200ページ程度しか無く軽く読めます。
特に2,3年目で今まで指示される事をやっていたポジションから仕事のやり方の工夫を求められるようになった人達に読んで欲しい本です。
私も色々読みましたが、「時々読み返そう」と思える本はそれ程多くありません。
今回はそんな本の話です。
***********************
■SEの持つべき「思想」―できるSEは何を考え、どう動いているのか
著者:秋月昭彦/瓜生聖
この手の本は、何となく小難しい理論や抽象的な精神論が書かれている事も多いのですが、これは具体的な例と平易な文章で読みやすく基礎的な心構えが書かれています。
山積みのタスクに追いかけられている時こそ「自分がこれらを意識しているか」的な気づきを与えてくれます。
その中でも↓は私が「そうやなぁ」と思うものです。
[1]SE自身の費用対効果
自分の仕事がどれだけ時間がかかって(=費用)、結果がどれだけ会社の利益(=効果)につながるかを考えましょうと。
漠然と仕事をするのでは無く、いかに費用(時間や手間)を少なくし、いかに効果を大きくするかを常から考えましょうと。
[2]無名な一流、有名な二流
保守や運用、インフラ(サーバ管理)等の話です。
これらはライフライン(電気や水道)と同じで動いていて当たり前です。
トラブルが多発するとサーバ管理者に何度も連絡したり、直してもらうわけで、その結果、よく名前が知られると。
一方、インフラやサーバ管理をキチッとやっているとトラブル自体が起きず、利用者も何も思わないず、下手すると「管理者なんかいるのか?」まで思うわけです。
これが「無名な一流」…知られていないけど仕事っぷりは一流だと。
[3]説明責任
SEは、SE同士以外にも営業や経営者等土俵が違う方とチームで組み、仕事をする事が多くあります。
そんな時、技術において素人のメンバーに対する説明責任が発生します。
「これ出来る?」→「出来ません」だけでは話にならないわけで、「何故出来ないのか?」「何か状況が変わる等すれば出来るようになるのか?」「代替案は無いのか?」等を考えに考え抜く必要があるという事です。
#この「説明責任」は私がいっつも心がけている事でもあるので、これはまた別エントリで書きたいと思います。
***********************
他にも良いトピックはありますが、200ページ程度しか無く軽く読めます。
特に2,3年目で今まで指示される事をやっていたポジションから仕事のやり方の工夫を求められるようになった人達に読んで欲しい本です。
タグ:お勧めの本