2013年03月08日

SCRUM BOOT CAMP THE BOOKを読みました

※この記事は新しいブログに移行しました。

移行先は【SCRUM BOOT CAMP THE BOOKを読みました – サウスポーなエンジニアの独り言】です。
タグ:agile SCRUM
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2013年01月18日

2012年08月25日

[雑多]UltimateAgileStories Iteration2が届きました

 寄稿させてもらったUltimateAgileStories Iteration2が届きました。
 細谷さん(@yasuohosotani)、ありがとうございました。
UAS2_20120817_165503.jpg

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 これだけの著者のお名前が帯に並んでいるのは壮観です。
 前作もそうでしたが、今回はそれ以上にそれぞれの想いが詰まっていて、読破しまいました。

 特に気になって折り目を付けた箇所です。

やれば良いじゃないですか 倉貫義人さん
 ※「はじめの一歩を踏み出そう」より
チームへの期待を明らかにする 吉羽龍太郎(@ryuzee)さん
わかっているとは決して言わない(TOC(制約理論)のススメ 柴山 洋徳さん(@shibao800)
「上手になるまで待ってたらヨボヨボになっちまうぜ」 永瀬 美穂 (@miholovesq)さん
 ※“Just get out there and do it”より
「Project ≠Product」 @tetsu_m(てつ。)さん
 ※「エンタープライズ・アジリティについて本気出して考えてみたら…」より
"楽しいことやらなくてどうするんですか?" 藤原 大(@daipresents)さん
"自分が大事だと思うことは何度でも話せばいいんですよ"
 ※「The World Is Mine」より
「人を変えること」はできませんが、「人に変わってもらうこと」はできます。 長沢 智治 (@tomohn)さん
 ※「次の10年に向けた開発環境との向き合い方」より
自分のスピードを測っていますか? 原田 騎郎さん
 ※「アジャイルな開発をうまく続けるために」より
ふりかえりなんてつまらない やっとむ こと 安井 力さん
 ※「ぼくのかんがえたさいきょうのふりかえり」より
期待マネジメント 市谷 聡啓(@papanda)さん
 ※「Why Agile?」より
「何をするためにここにいるのか?」 懸田 剛さん
全員が「なぜ、我々はここにいるのか」という問いに答えることができますか?
その仕事の依頼者の意図を、全員が正しく理解していますか?
 ※「東北で気づいた大事なこと」より

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 関西では(まだ募集サイトはオープンになっていませんが)2012年11月3日(土)にあるAgile Tour Osakaで頒布予定とのことです。


#増刷ができそうなら他の勉強会でも頒布されるかもしれませんが・・・
タグ:agile 日常
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2012年08月18日

[書籍]Inspired日本語版

 夏季休暇に読んでおきたいと思っていた「Inspired日本語版」の自分用メモです。
#途中までとはいえ、このような良い文章が翻訳されていて読めるというのは非常にありがたい話です。

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 読みながらつぶやいたまとめ:「途中まで公開されている「Inspired日本語版」を読んだメモ書き

 ある程度、自分達でサービスやプロダクトを送り出そうとしているというコンテキストで「プロダクトマネジメント」「プロダクトマネージャー」(スクラムだと「プロダクトオーナー」かな?)の責務、考え方、振る舞いについて書かれています。

 ただ、受託開発や開発プロジェクト全般にも多くのことが適用できたりすると思います。
 そしてプロダクトマネージャーだけがこういう考えで良いか?というとそんなこともなく、エンジニア、デザイナーなどチーム全体がこういう考え、姿勢でプロジェクトを進めることが良い結果を生み出すことに繋がる・・・とも思いました。

 なので「自分は製品開発じゃないから関係ないや」と思わずに関係ありそうな章だけでも、つまみ食いするだけでも面白いと思います。

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 自分が一番気に入った言葉は(あまり本編の内容とは関係ないですが)↓でした。

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2012年08月01日

[書籍]How to Change the World 〜チェンジ・マネジメント3.0〜

 「How to Change the World 〜チェンジ・マネジメント3.0〜」を読み終えました。

 以下、自分用のメモ書きですが、感想などを。
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◆クイック・ウィンは、フィードバックを増幅し、その結果、生み出されたものを集約し、さらに多くのポジティブな変化を生み出すのに役立つ。
 頻繁なフィードバックは大事で、そのスピードに対応できるだけのチームや組織の実力なんかも必要だと思いました。

◆ADKAR モデル
 5番目に「補強(Reinforcement)」ってのを定義しているのが興味深かったです。
 実際に変化を起こす際には重要な要因だと思います。

◆彼らはそれが自分自身の心地よさにつながると考える時にも行動を変える!
 この辺のイメージをうまく伝えて、自分も含めたチームが自分達の中にその「心地よさ」を持つことができるか?というのが大事だと思いました。

◆変化の結果を恐れるため、変化は望ましくないと考えている。
 変化した後もその人が重要と考えることを(それまでと同じ形でないにせよ)提供できる・・・ことを保証できれば、強力な味方になることもあると思います。
 それを提供できるか?というのは簡単なことではないかもしれませんが。

◆「ありがとう」の言葉だけで、人々のよい行動を認知をし、やり続けさせるに十分なこともよくある。
 こればっかりでも困るけど、これがあるだけで、頑張れる、アクションを起こす動機にはなりうると思います、少なくとも自分は。

◆組織で変化を促そうとするなら、いくつかの異なるメッセージとやり方を使い分けて、異なる人々に対処していくことになるだろう。
 まさにそうだと実感しています。
 これを十把一からげにしてやろうとするから、結局何にも変化しないものになってしまいます(で、リソースだけが消費される・・・というパターンで)

◆よい仕事をするための正しい下地を作ること
 良い表現。
 自分の想いだけが先走り過ぎて、結局アウトプットや変化に至っていないのも多いので注意しないと。

◆物事がうまくいっているように見えるときは、自己満足に陥っているだけだったり、終わったと 勘違いしているのかもしれない
 これは自戒を込めておかないと落ち込んでしまうと思いました。
 チームのふりかえりと一緒で「自分自身のふりかえり」を客観的、定量的にできるようにする・・・などの工夫がいるかなぁと。

◆人の振る舞いを変えるためには、彼ら自身を変えるかわりに、環境を変えることを考えて欲しい。
 自らの意志がないと変わらないよってことで。
 変えることはできなくても、変わることのお手伝いはできるかもしれませんが。
 で、それがここで言っている「環境を変える」ことと理解しました。

◆よい結果に対する褒賞はよい振る舞いに対する褒賞とは異なることを覚えておこう。
 これは結果だけを見るのではなく、そのプロセスを見るってのも大事ということと理解しました。

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 最初は入り込むのがちょっとしんどい印象があったけど、すぐにグイグイ引き込まれていきました。
 おそらく翻訳者がよく知っている方々なので、安心感があったというのも関係していると思います。
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2011年08月10日

[書籍]コーチングのプロが教える リーダーの対話力 ベストアンサー

コーチングのプロが教える リーダーの対話力 ベストアンサー
 ある社内研修後に配られた本です。

 主に「自分がリーダーになった」時に、「(自分と)メンバーが『ベストアンサー』(後述)をどう導きだすのか?」を「コーチング」を軸に紹介しています。
#社内研修自体は本書の内容と関係なかったのですが、これをベースにディスカッションしても面白かったかな?と思いました。
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◆目次
序章 できるリーダー どこが違う? どうすればなれる?
第1章 「ベストアンサー」を知っているリーダーは強い!
第2章 リーダーは「ベストアンサー」で人を導く
第3章 リーダーは「ベストアンサー」で人を動かす
第4章 互いの「ベストアンサー」が最高のパワーを生み出す


 第1章では 本書の題名にもなっている「ベストアンサー」の定義から始まり、(リーダー自身が)ネガティブな感情をいかにポジティブな感情に変換するか?という方法、コツが書かれています。
 その中のいくつかは「あ、こういう方法もアリかも」と試してみようかと思いました。

 第2章では第1章でのそれを「チームに対して適用する」視点で書かれています。
 ここでコーチングと切り離せない「傾聴」が出てきます。

 その「傾聴」スキルをよりレベルアップするサブスキルとして「反映のスキル」「明確化のスキル」「俯瞰のスキル」「比喩のスキル」「認知のスキル」の5つを上げています。

 この辺はうまくまとめられていて「傾聴、傾聴ってよく言うけど、なんかイマイチ、ピンと来ない…」という方には良いと思いました。

 第3章では「傾聴力」と並ぶ、リーダーの仕事としての「質問力」について書かれています。
 傾聴できても質問力が無いと、(メンバーの)ベストアンサーを導き出すのが難しい…という流れです。

 ベストアンサーを導く質問のキーワードとして「充実感を引き出す」「主体性を引き出す」「本音を共有し、感情を受け止める」を上げています。

 第4章ではベストアンサーの効果を最大限発揮するため、リーダーとメンバーの関係性について書かれています。

 この章は「リーダーとメンバー」の関係よりも「(自分を含む)チームがより良いパフォーマンスを出すには?」という視点で読みました。

#「リーダーが…メンバーが…」という分け方?はあまりなくなっています。(得手不得手はありますが、この章の話などは「チーム全員」が考えることだと思っています。「リーダー」でなく「リーダーシップ」なら興味はありますが。

 以下はメモった点です。

◆話をする「土壌」をつくるのが「できるリーダー」
 (チーム・個人問わず)込み入った話をできる状況(=土壌)を作るのが、上手なのが「できるリーダー」と定義しています。

 この話は(「コーチング」の類の本に良く出てくる)キーワード、「対話」「傾聴」につながり、さらに「対話・傾聴」をすることで「当事者意識」「自主性」を引き出す…という形になっています。

◆キーコンセプト「ベストアンサー」
 題名にもなっている「ベストアンサー」の意味合いを…
「持てる力を最大限発揮するために"今、本当はどうしたいのか"に気づき、行動すること」
 …としています
 「行動すること」を「自主性」、「気づき」を「当事者意識」にマッピングさせているようです。

◆自分の「エネルギーパターン」を知る
 自分がネガティブになる思考、状況のパターンを知って、そしてそうなった時にネガティブ→ポジティブに持っていくにはどうしたら良いか?てなことを書いています。

 (ロボットのように)常に同じパフォーマンスが維持できなく、調子が悪い時もあります。その時にいかに短時間で元の良いパフォーマンスに持っていくか?というのは気をつけていることの1つなので「なるほどなぁ」と思いました。

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 全章通じて読みやすいので「リーダーシップを取ることが求められ始めている」方にとって良い1冊だと思いました。

#余談:本の帯に「どんな状況でもどんな相手でも〜」とあります。書店で手に取っていたら「『どんな…』てのは嘘だろう…」と胡散臭く思ってしまい、本棚に戻したかもしれません。まぁ宣伝文句なのは分かっていますが…どうもこういう言葉に反応していまいます。
タグ:お勧めの本
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2011年01月15日

[書籍]小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則

小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則 (ハヤカワ新書juice)

 「37シグナルズ」の理念を書き記しています。
 ページ数は多くなく、また簡潔に書かれているので非常に読みやすいです。
 読みやすい故にサラッと流れてしまいそうですが、1つ1つを自分に当てはめて考えみると、色々と思うところがありました。
#私も2、3回読んでいます。

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◆目次
まず最初に
見直す
先に進む
進展
生産性
競合相手
進化
プロモーション
人を雇う
ダメージ・コントロール
文化
最後に


仕事依存症はバカげている
 無闇な仕事依存症は確かに効率が良くないと思います。
 けれど、仕事の種類の区切りを明確に分けていて、かつ、情熱、モチベーションを持っているのであれば、(ある程度の期間であれば)良いのでは?と思いました。

 おそらくここで言いたいのは「やるべきこと、やらないでいいこと」を判断せずに、ただ「仕事があるから」という理由だけでするのは…と思っています。
#この辺はこっちのエントリにも書いた「やるべきでないことは、いっさいやるべきでない。以上。」と通じるものがあると思いました。

あなたに必要なものを作る
 今手掛けているサービスでは(ありがたいことに)「自分だったらこういうのがあったら嬉しいよなぁ」というアイデアを取り入れる余地があります。
 で、特定のお客様向けへのシステム開発でも「自分だったら…」の意識を持ってみると、その質が良くなるのでは?と思います。

「時間がない」は言い訳にはならない。
「失敗から学ぶこと」は過大評価されている
 フリカエリなどでも「ダメだったこと」「うまくいかなかったこと」を挙げて「じゃ、次どうしようか?」という話をすることがあります。
 (それも必要かもしれませんが)それよりも「今回うまく行ったこと」を明確にして、ノウハウとして共有した方がチーム、組織としては有効です。

中途半端な製品ではなく、半分の製品
会議は有害
 会議はそれなりの規模の組織であれば、かなり数多くあり、かなりのリソースを使っています。
 当然、それなりの意思決定をしようということも多いのですが、その割にはアウトプットがいまいちな会議が多いのも事実です。
 これらをファシリテートできれば、それこそコスト削減や競争要因になります。

小さな勝利を手に入れる
 1、2週間毎に成果を出せるようにしたり、プチフリカエリを行って成長を認識する…という感じかと思います。

あなたの見積りは最悪だ
観客をつくる
料理人を見習う
会社を「知人のいないパーティー」にしない
 プロジェクト毎にお互いのことをほとんど知らない…それこそ同じ組織に属する程度…ような状況で良いパフォーマンスができるわけはありません。
 こういう組織の管理職ほど「頭数を揃えばできる」と思っていて、「とりあえず人を追加しようか?」などという発言が多いように思います。

全員が働く
ダメージコントロール
大げさに反応しない
ひらめきには賞味期限がある

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 この本に書かれているようなことが出来ていけば、良い組織になると思いますが、組織、部門の規模が大きければ「すぐに変える」というのは難しいかもしれません。

 ですが、グループ、チーム…極端に言えば自分自身…であれば、良い提案、アクションはすぐに実施し、自分でその効果を出せることが多いと思います。

タグ:お勧めの本
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2011年01月09日

[書籍]コンサルタントの道具箱

コンサルタントの道具箱

 (本棚を整理していて)久しぶりに読み返してみた本です。
 数年前にこの本を買った時は、そこまでしっくりこなかったように思います。
 ですが、今の自分が読み返して「あぁそういうことかぁ」と思うことが多くありました。

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◆目次
イチゴジャムの法則
知恵の箱
金の鍵
勇気の棒
願いの杖
探偵帽と虫めがね
イエス・ノーのメダル
ハート

望遠鏡
魚眼レンズ
ジャイロスコープ
卵、カラビナ、羽根
砂時計
酸素マスク


 題名が「コンサルタントの〜」となっていますが、「コンサルタントのための」ではなく、もっと広く捉えて「人生を豊かに生きるための道具箱」と感じました。
#目次のそれぞれが道具箱にある道具を示しています。

 私が印象に残った部分です。
「やるべきでないことは、いっさいやるべきでない。以上。」
 最近、似たようなアドバイスをもらったことがあって、余計に響きました。

「不変の言葉」
「願いの杖にできること」
「1969年の雪嵐」
 当たり前だと信じている(誰しもが疑わない)前提、状況は視点を変えると覆すことができるかも?というエピソードです。
 私も今の状況がいくつかの「当たり前」に対して、「こんな風にしてみたらもう少し良くなるのでは?」と言っていく必要があるので、響きました。

「自分とデータの間に三角形があるときは、斜面を選ぼう」
 これは普段から心がけている行動指針の1つでもあるので、良い言葉だなぁと思いました。

「(提示された内容には感謝を示すことができなくても)提示してくれた『コト』自体に感謝すれば良い」
「フィードバックは、非難ではなく助言だと考えよう。」
「パーソンの特異性原則」
 ここにあった「相手が奇妙な行動をとっていたら、たぶん奇妙なものに反応しているのだ。それはたぶん自分である。」という文章は、知らず知らずのうちに相手にそういう印象を与えていないか気をつけないと…と響きました。

「今のところはね…」
「ジェリーのプロジェクト期間の鉄則」にある「完璧主義はスケジュールの敵である。妥当性はスケジュールを救う」
 
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タグ:お勧めの本
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2011年01月02日

[書籍]アジャイル開発の本質とスケールアップ 変化に強い大規模開発を成功させる14のベストプラクティス

アジャイル開発の本質とスケールアップ 変化に強い大規模開発を成功させる14のベストプラクティス (IT Architects’ Archive)

 2011年最初に読んだ本です。
#余談ですが、大晦日夜にAmazonさんに頼んで、元日の昼過ぎには届いていました…いやぁ感謝です。

 300ページほどの大型本で、この手のは一気に読まない/読めないのですが、これはとても興味深い内容で(また翻訳に違和感もなく)グイグイと読むことができ、一気に最後まで読んでいました。

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◆目次
第1部 ソフトウェアアジリティの概要
第1章 アジャイルメソッドの概要
第2章 なぜウォーターフォールモデルは正常に機能しないのか?
第3章 XPの本質
第4章 スクラムの本質
第5章 RUPの本質
第6章 リーンソフトウェア、DSDM、FDD
第7章 アジャイルの本質
第8章 アジャイルスケールアップへの挑戦

第2部 スケールアップ可能な7つのプラクティス
第9章 定義/ビルド/テストコンポーネントチーム
第10章 2レベル計画作りと追跡
第11章 反復型開発の習得
第12章 頻繁な小規模リリース
第13章 コンカレントテスティング
第14章 継続的インテグレーション
第15章 継続的な考察と適応

第3部 アジャイルな企業を作る
第16章 意図的なアーキテクチャ
第17章 リーン要求開発のスケールアップ:ビジョン、ロードマップ、およびジャストインタイムの詳細化
第18章 システムオブシステムとアジャイルリリーストレイン
第19章 高度に分散した開発の管理
第20章 顧客とオペレーションへのインパクトの調整
第21章 組織を変化させる
第22章 ビジネスパフォーマンスを計測する

結論:アジリティはスケールアップ可能である
索引


 「小規模開発環境で適用されている(日本では「されつつある」)アジャイル開発を(それなりの規模の)企業に適用するには、どのような課題があり、それらをどう解決していけば良いか?」という内容が3部構成で書かれています。

 第1部はアジャイルの歴史やXP、スクラムなどの主要なアジャイルメソッド、RUPなどそれぞれの特徴、開発メソッドの解説を簡単に説明しています。

 第2部ではアジャイルのプラクティスの中からスケールアップできる…大規模に拡張可能な…7つのプラクティスについて言及しています。

 第3部ではスケールアップした際に企業が直面する課題に対するプラクティスとして新たに7つ言及しています。

 特に印象に残ったのは、第3部で「アジャイル開発(やそのマインド)を現場・チーム以外にも企業全体に広めていくには?」を考察している点でした。

 アジャイル開発がメインになった時に、マーケティングやセールスにとってどういう影響があり、それに対してどうすれば良いか?
 またエグゼクティブは組織全体にアジャイル開発を根付かせる為にはどうすれば良いか?
 企業体にはどのような阻害要因が発生しうるか…等々、アジャイル開発を開発現場の視点で書かれた内容とは違っており興味深かったです。
 
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 自分が所属しているSIerの組織全体ではアジャイル開発には程遠い…ということを認識しているか余計に思ったのかもしれません。
 ちょうど今年のアクションにも関係する内容で(その為に大晦日に買った)、良書だと思いました。



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2010年07月08日

[書籍]新人さんにオススメの本

 早くも2010年の前半が過ぎました。

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 で、この7月に今年度の新人さんが集合研修を終えて、各部門に配属になりました。

 私がいるフロアには新人さんの姿はありませんが、食堂は別のフロアにある部門に行った時、また内線をかけた時などに遭遇する新人さんを微笑ましく思います。

 社内SNSにも新人さんのユーザ登録が増えて来ています。
 そんな中、旧人…新人に対比してこう言ったりするようです…の一人が…
「社会人になったら分からない言葉や、言葉遣いが多くて大変ですよね。そんなあなたにまずはこれ!」
 …と薦めていたのが、この本でした。
#半分、ネタですが(笑)。

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 載っている言葉…文章で読むと「どないやねん!」とツッコみたくなりますが、不思議なモノで自分でも言っているんですよね〜
タグ:お勧めの本
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2009年04月20日

[書籍]パワポ使いへの警告

パワポ使いへの警告 (講談社BIZ)
著者:榊原廣

 題名だけではちょっと手が伸びなかった印象の本です。
 が、(どれかは忘れましたが)ブログでの紹介文に惹かれて読んでみました。

 ザックリと…
「企画書を作る」と「企画を作る」ことがゴチャゴチャ(混同している)になっているのではないか?

企画がうまくできないのはそのせいではないか?

ではどうすれば良いのか?

 …という感じになっています。

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◆目次
1章 あなたはこんな落とし穴に落ちていませんか?
(いきなりパワポ話をうまくまとめられない ほか)
2章 「企画」が目指すもの―正しい企画より、信じられる企画を
(あり得べき可能性を探る―10円よりも高い10円玉!?
企画に正解はない―裸足で暮らす人たちに靴を売る!? ほか)
3章 「企画」を生み出すテクニック
(企画作業は“規格”で考える企画作業の“規格” ほか)
4章 「企画書」を作る
(企画と企画書は違うもの企画書の役割 ほか)


◆「企画を考えること」と「企画書を作ること」は、まったく違う作業である。
 本書の言いたいことの中心はこれで、「ではどうれば良いのか?」が後に続いています。
 後にも出てきますが、それぞれをこなすには違う能力が必要であり、また同時にこなすには難しいということです。

 実際に簡単な提案書(SEにとっての企画書みたいなもの)を書いてみるとこれは実感できると思います。

◆「カット&ペースト」で失うもの
 パワポだとCtrl+X/Vのショートカット一発で、置き換え/差し替えが簡単にできます。
 その手段自体は問題ではなく、その簡単さ故に、前後のつながりや全体整合性が崩れ、企画としてのロジックが破綻してしまいがちだと述べています。

 若手に(パワポの)資料修正をお願いした際に、よくありがちなパターンかと…。

◆企画に正解はない《裸足で暮らす人たちに靴を売る!?》
 企画や考え方関連の本などで良く出る例題かと思います。
 今まで見た中で詳しく書いている方だと思います。

◆「自分が言いたい文脈でストーリー」を語るのではなく、「相手が聞きたい文脈でストーリーを考える」
 自分にとって良い提案、仕様ではなく、お客様の目的を達成するための良い提案、仕様を第一に考えるという感じです。
 
◆企画に求められる三つの人種
 企画を完成には「広げる」「まとめる」「選び出す」の能力をフェーズに応じて発揮する必要があるということです。
 最初に書いたように、それをごっちゃに使おうとすると企画ができなくなってしまうということです。

◆企画作業の"規格"
 以下の4つの構成要素から成り立って入ればほとんど出来上がりと言っています。
 1:目標→最終的に、どうなりたいのか
 2:現状把握→それに対して、自分は今どういう状態にあるのか
 3:課題→なりたいものになるためには、何が阻害要因なのか
 4:解決策→その阻害要因を打ち破るためには何をすればいいのか


 この部分は詳細で本書の肝でもあると思います。
 
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 営業職はもちろんかもしれませんが、SEでも(組織形態にもよりますが)この手の企画書や提案書は書くことがあると思います。
 そんな時にここに書いている内容はけっこう役立つと思います。


タグ:お勧めの本
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2009年02月22日

[書籍]抜擢される人の人脈力 早回しで成長する人のセオリー

抜擢される人の人脈力 早回しで成長する人のセオリー
著者:岡島悦子

 題名に「人脈」とありますが、「人脈を作る/構築する過程を通じて【自分の能力を延ばす】+【キャリアを構築する】」ことについて、著者自身の経験を交えて考察している感じです。

 この本で言っていることは別に人脈についてだけでなく、自分の能力のブラッシュアップにも適用できると思います。

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◆目次
第1部 なぜ今、「人脈」なのか?
第1章 ハーバードで学んだ人脈の哲学と人脈スパイラル・モデル
第2章 人脈のパラダイム・シフトに伴う戦略的人脈構築の必要性
第2部 人脈スパイラルと人脈レイヤー
STEP1 自分にタグをつける
STEP2 コンテンツを作る
STEP3 仲間を広げる
STEP4 自分情報を流通させる
STEP5 チャンスを積極的に取りに行く
第3部 人脈スパイラルモデルの先には何があるのか?


◆アメリカのビジネスパーソンに学ぶ「購買支援」の発想
 「説明しないと自分のことは相手にわかってもらえない」のはよく言われていることです。
 その自分のことを説明する際にも「私はこれができます」という「自分目線」でなく「自分はどのように貢献できるか=あなたから見てもオトクですよ」という「相手目線」での説明が大事とあります。

 モノ(Value=価値という点で同じようなもの)を買う時でも、安いとか高機能だとかはともかく、「自分の困っていること」「目的にどう貢献してくれる」のかが大事なわけで。

◆I am Nobodyから脱却する
 どんな業種、立場でもそうですが、特に技術職の1つであるプログラマー、システムエンジニアでは「自分しかできないもの(「あれ」と言えば「あいつ」)」を持つのは大事なことです。
 これが上述した「自分の価値」につながるので。

#ただ、あまりそこにこだわり過ぎると逆に自分の可能性やその集団における代替性が低くなるので、難しいところですが。


◆タグは「Will」「Skill」「Value」の三つから考える
 自分分析や棚卸しの視点で使える考え方です。
 Will−Skilでギャップを明確にし、そこから「何をすれば良いか」を洗い出すことができると思います。
 またValueを洗い出すことで自分の中では当たり前と思っていたことが他人にはValueとなることを意識できる点もあるか。

◆自分と違う「脳」を持つ人を仲間にする
 これはある意味自戒を込めてです。
 やはり同じ波長の人といると居心地が良いですが、視点が違う人との関係を意識しいくことで、そのチーム力も大きく上がりますし、自分自身の器も大きくなると思います。

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 「人脈」というキーワードからはちょっと胡散臭い感じがしたり、たぶんに著者の自慢話的な箇所があり、好き嫌いはあると思います。
 が、最初に述べた【自分の能力を延ばす】+【キャリアを構築する】ことについての1つのツールとしては使えると思います。


タグ:お勧めの本
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2009年02月03日

[書籍]ITエンジニア必携!顧客対応の掟と極意153

ITエンジニア必携!顧客対応の掟と極意153
著者:本園 明史

 システム開発における下流工程で(属人性を低くする可能性が高い)プログラミングやテストでこの手の本はそこそこあります。
 が、上流工程…特に要件定義における顧客対応にフォーカスした内容で珍しいかなと思います。

 事例紹介のように色々なシーンが描かれていて…そのほとんどが「あぁそういやあるなぁ、それ」というものです…それの対応例が書かれています。

 使い方としては人間相手なので「本に書いていたからこう!」と決めつけるのではなく、あくまで1つの案として、自分なりに都度状況に合わせて対応すれば役立つと思います。

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◆目次
第1章 タイプ別顧客対応の基本
(顧客対応はタイプ別が基本タイプ別顧客対応のポイント ほか)
第2章 組織力学を考慮した顧客対応
(組織ゆえの宿命組織文化の違い ほか)
第3章 日々発生する顧客対応の実践
(日常の顧客への報告、提案、話し合い会議での心構え ほか)
第4章 主体的な顧客対応―プロジェクト推進と顧客満足度向上
(主体的にプロジェクトを推進する顧客と対等に接し、満足度を上げる)
付録 説得のテクニック

◆SEにありがちな「0」or「1」かでラベル付けはしない。
 「AだからB」なようによくある血液型性格診断のようにパターンを決めつけた対応はしないということです。

◆反対屋の質問やツッコミの癖を掴んでおくこと。
 反対屋だけでなく、想定質問は考えておくべきかなぁと。
 それが当たれば良いですし、当たらなくてもそこまで考察していれば答えに深みが出て、それは相手に伝わる(あ、よく考えているな)と思います。

◆一回の説明に納得してもらっても安心してはいけない。
 お客様はそのプロジェクト以外にも、兼務していることが多いと思います。
 そのせいもあってか、同じ説明でも、下手をすると違う結論に持って行かれそうになることもあります。
 しかも悪いことに、そうなる場合、前回(せっかく)検討した内容が漏れていて、誤った結論に辿り着くこともあります。
 その点ではポイントになりそうなところはその決定への経緯までも共有するのも手かと思います。

◆何かを依頼する場合に必ず付け加えるべき情報。
 困るのはプロジェクト関係者全員(決してベンダーだけでない)ということを分かってもらい、変に遠慮して「いつでも良いですよ〜」なんて言わないことです。
 私は「ベストはいつまでに、このレベルで。ベターは…そしてこれがクリアできないと…デメリットは…」と言うことが多いです。
#デメリットまで言うことは余程のことでないと言いませんが…。

◆顧客の意思決定プロセスを理解すること。
 常にボールが今どこにあって、どういう力学が働いてボールが動くのかをウォッチ、アンテナを張ることが大事です。
 これを見誤ると、後で決定事項(と思っていたもの)がひっくり返されたりします。

◆顧客はどこまで理解した上で意思決定しているのか。
 「お客様がそう言ったから…」なんて言っていると「御用聞きSE」なんて言われてしまいます。
 背景が分かれば、お客様が持っていない知識…例えばIT…をベースに(双方にとって)より良い提案ができることも多くあります。
 また、そういう提案をすることで信頼度も上がることがあります。

◆「やらないこと」と終了条件を明確にしておくこと。
 「やらないこと」スコープ外を認識することはとても大事です。
 得てしてお客様の暗黙の要件、仕様が含まれておらず「え?こんな機能がないの?当たり前じゃないの?」となります。
 ただし、ありがちな「…はできません」とネガティブな会話が連発するのは避けて、印象をコントロールする必要があるとは思います。

◆顧客は「聞いた」かもしれないが「理解した」か「納得したか」はわからない。
SE:「言ったと思いますが…」
お客様:「確かに聞いたけどね…(納得はしていないのよ)」

 面と向かって「分かりました?」なんて聞けないので、お客様から「こういうことよね」と聞いてくれたらラッキーですし、そうでなくても自分から切り口、見せ方を変えて確認を取るのが大事かなと。

◆議事録をあてにしないこと。
 議事録は最後の防護線…とは言うものの、議事録を引っ張りだしてお客様と議論しているようでは負け戦かなと思います。

◆正論で顧客を納得させようとしてはいけない。
 お客様と熱く議論になってしまうと、我を忘れてこうなりがちです。
 常に「プロジェクトの目標を達成するために…」を意識するようにしていく必要があると思います。

◆曖昧さを駆使してプロジェクトを進めていくこともある。
 アジャイル開発のように走りながら、作る、仕様を決めるが広まっているとは言え、まだまだ「これを決めないと進めない」(実際にその項目はそうでもない)と強固に主張し、プロジェクトが停滞することがあります。
 大事なのは曖昧にして良い点の見極めと、状態が「曖昧である」ことの共有ができれば良いと思います。

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 顧客対応がない若手には、変な先入観を持ってしまうことかもしれませんが、ある程度の経験があり、次のもう1ステップを…と思うSEには良書かと思います。


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2009年01月20日

[書籍] ワンランク上の問題解決の技術《実践編》 視点を変える「ファンクショナル・アプローチ」のすすめ

ワンランク上の問題解決の技術《実践編》 視点を変える「ファンクショナル・アプローチ」のすすめ
著者:横田 尚哉

 問題解決がテーマの本は色々読みましたが、その中でも良書の部類に入ると思います。

 ポイントは題名にある「ファンクショナル・アプローチ」という手法です。
 ある程度、この分野(問題解決)の知識、経験があれば題名の通り「ワンランク上の」考え方として使うことができると思います。

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◆目次
1章 ワンランク上の問題解決とは
2章 実践ファンクショナル・アプローチ―ステップ1・準備
3章 実践ファンクショナル・アプローチ―ステップ2・分解
4章 実践ファンクショナル・アプローチ―ステップ3・創造
5章 実践ファンクショナル・アプローチ―ステップ4・洗練
6章 日常をファンクショナル・アプローチで考える
終章 目標に向かって、とるべき針路を見つけよう
付録 ファンクショナル・アプローチ・シート


 私が印象に残った箇所を羅列すると…。

◆問題解決のカギは「問題の認識」と「改善点の特定」

◆ワンランク上の問題解決をもたらす思考のルール
1:固定観念にしばられず、前回と違った方法を試してみる
2:手段にこだわるのではなく、改善点に焦点を当てる
3:「見落とされている改善点」を探す
4:過去を手放し、未来のあるべき姿から発想する

 身体的/精神的に疲れていて、余裕が無い状態だと安易に↑の思考に陥ってしまい、せっかくの問題解決の機会を逃していないか自問します。

◆「それは何のため?」「それは誰のため?」
 これらの答えに窮するのであれば無駄な努力(=そもそも目的がおかしい)というロジックです。
 似たような思考で、私は「これが解決すると誰がハッピーになる?」と考え、そしてそのハッピーになる人物にとって「どうあって欲しいか?」と思いを巡らせ解決策を考えたりします。

◆「手段志向」よりも「目的志向」
 (上の話と似ていますが)問題/課題に対して「どのように〜」と考えるのが手段志向で、「何のために〜」と考えるのが目的志向であると定義し、目的志向で考えていきましょう(これが本書でいう「ファンクショナルな視点を持つ」ということ)ということです。

◆より効果的な解決手段を見つける5つのヒント
1:使用者優先の原則
2:機能本意の原則
3:創造による変更の原則
4:チームデザインの原則
5:価値向上の原則

◆ファンクショナル・アプローチの4つのステップ
 準備→分解→創造→洗練とありますが、特に「分解」の記述は興味深いものでした。
 上位/下位を設定したファンクションに対し…
「もし上位ファンクションが必要なくなれば、下位ファンクションも必要なくなるか?」
「下位ファンクションは、上位ファンクションの達成に役立っているか?」
「もし下位ファンクションが機能しなければ、上位ファンクションはまだ機能しないか?」
 …と問いかけし、それに違和感があれば、問題/課題に対する目的が間違っているというロジックです。
 そしてそれらを繰り返す中で問題/課題の本質であるキー・ファンクションを見つけ出していくという内容です。

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 ひょっとすると他の問題解決の手法や考え方を知らない方が読むと比較検討ができなかったりして、理解が少し難しいかもしれませんが、何度か読み、実践をこなすことで「あ、そういうことか!」と分かると思います。

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2009年01月11日

[書籍]1回の会議・打ち合わせで必ず結論を出す技術

1回の会議・打ち合わせで必ず結論を出す技術
著者:斎藤 岳

 題名の通り、会議/打合せでいかに(参加者全員が納得し、次のアクションへつながる)結論を出すかを書いています。

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◆目次
第1章 「結論を出す能力」を身につけよう(なぜ、会議の技術を学ぶのか
世の中に溢れる「メタボ会議」 ほか)
第2章 会議・打ち合わせを科学する(「結論が出る」メカニズムとは?
会議の「負のループ」を断ち切るには? ほか)
第3章 会議・打ち合わせの技術を知る(ゴールはなに?
アイスブレイク・巻き込み ほか)
第4章 困った!問題にどう対処する?(問題のある参加者にどう対応するか
グループが問題に直面したときにどう対処するか)
第5章 プロジェクトにおける会議のコツを学ぶ(「メタボ会議」ではプロジェクトは失敗する
難易度が高い会議では、準備が重要 ほか)


 よく見かけるNGな会議/打合せを「メタボ会議」と名付け、それをなくすために「7つの心得」「11の技術」を紹介していくという流れになっています。

 私が印象に残った箇所を羅列すると…。

◆「発散」「収束」のギアチェンジ
 私自身が心の中で気をつけているつもりですが、参加者全員で共有できているか?、また、場の雰囲気がそうなっているか?までは辿り着いていないなぁと。

◆GAPのP(Point of view)
 ハッとさせられました。G…Goal、A…Agendaは意識していてもPまで意識できているかは弱いかも…。

◆良くない会議の特徴
 これに陥っていないか?をセルフチェックに使えそうです。

◆キーワード「今日のゴールはなに?」
 特に社外のお客様との打合せに一緒に行くメンバーと事前に意識合わせをして「打合せが終わった時にどんな状態になっていればOKなのか?」を共有しておきます。

◆ラップアップ
 色々話した末の結論の確認は大事で、これを怠ると「で、結局どうなの?」とまた振り出しに戻ってしまいまうこともあります。

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 後半の「困った人/状況への対応」部分は、後付けな感じがして少し蛇足かな?と思いましたが、前半…特に事例はOK/NGケースをそれぞ
れ対比しており、分かりやすく「すぐに実践できる」内容が多いように感じました。

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2009年01月07日

[書籍]成功ハックス

成功ハックス
著者:大橋 悦夫

 シゴタノの大橋さんの新刊です。
 「スピードハックス」「チームハックス」等、この方の本は他にも読んでいるのですが、帰省の電車で読むにはちょうど良い内容かな?と思って買いました。

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◆目次
序 章 成功のエンジンに点火しよう
第1章 目標ハックス
―― 1日5分の「書き出し作業」で最適なゴールが見つかる
第2章 行動ハックス
―― 効率よくドンドン成果が上がる「小さな実践」
第3章 継続ハックス
―― ツール、ルール、スケジュールで楽しく続ける「仕組み」を作る


 (定義は様々であるものの)「成功するためには」…
1:「何をすればいいか」の方法論が明確になる。
2:迷わず行動を起こすことができる。
3:最後まで走り続けることができるようになる。
 …の3点を上げています。

 本書では上記3点をより楽しくするために目標ハックス、行動ハックス、継続ハックスの3章に分けて記述しています。

 第1章では「本当に自分がしたい」目標を明確にしていくハックが書かれています。
・毎日5分だけ「やりたくないこと」と「やりたいこと」を書く
・達成できたことと、達成できなかったことをリストアップする
 …等です。

 第2章では「その目標に対して近づいていく」ためのハックが書かれています。
 どれも(ありがちな)大きすぎて非現実的なこと、抽象的なことではなく、副題にあるような小さな具体的なことをコツコツと行っていく内容になっています。
・確実に血肉になる読書ハック
・未来の自分に「やるべきこと」を思い出させる
・できない理由をリストアップする


 第3章では「その行動を継続する」ため(これが難しいのですが…まさに継続は力なり)のハックがあります。
・習慣が長続きする3つの準備
・習慣が長続きする3つのアクション
・継続のコツは"ちゃんとやらない"

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 この手のハックス本を何冊か読んでいますが、感覚として、まず自分の性格や状況に合うものが5,6個あって、「お?いいやん」と思っていざやってみて、そのうち身に付いてレベルアップして役立つのが、2つくらいあれば「良い本だったな」と思うことが多いです。

 その点で「お、この視点はおもしろそう、やってみよう」と思えるのが5個ほどあって、さっそくいくつかは実践しているので、今の所、私にとって「良い本」となっています。


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2008年11月08日

[書籍]「先読み力」で人を動かす(リーダーのためのプロアクティブ・マネジメント)

「先読み力」で人を動かす(リーダーのためのプロアクティブ・マネジメント)
著者:村中 剛志
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◆目次
序 章 先読み力ってなに?
第1章 あなたの先読み力を知る
第2章 先読み力を鍛えるタイムマネジメント
第3章 メンバーが躍動するチームマネジメント
第4章 成果を生み出すミーティングはこうつくる
第5章 チーム関係者を巻き込み成功に導く
終 章 リーダーに必要な三つのこころ


 この本はプロジェクトリーダーとして「どうすればメンバーのレベルを上げて、良い仕事ができるだろう」と(いつも以上に)強く思っていた時に読み、題名にもなっているキーワード「プロアクティブ」が強く心に残った、私にとっては最近の良書です。

 「プロアクティブ」とは「指示待ち」や「トラブルや問題が発生してから動く」(=リアクティブ)のではなく、「自分から動く/アクションを起こす」ことです。
 自分自身をプロアクティブにするだけでなく、チームメンバー/チーム自体をプロアクティブにしていくには?に焦点を置いているのも特徴です。

 以下、自分(とメンバー)が意識したいと思うポイントです。

【「できる」人の5段階】
 自分/チームメンバーのレベルを意識、共有して求めるレベルやレベルアップの方向性を考える必要があります。
 新人なのに「自分で考えてみて」なんてのはまだまだ早いというわけです。

【仕事の優先順位は四つの箱で考える】
 タスクの優先順位付けとして有名な図(「緊急/緊急でない」「重要/重要でない」の4つの組み合わせでタスクの優先順位をつける)の話です。
 目の前のタスクに忙殺されている場合、小1時間でもこれをすることでずいぶん楽になると思います。

【ミーティングのクォリティは事前に「段取り」で全て決まる】
 (社内/社外を問わず)ミーティングでは事前準備やアジェンダは大事ですよということです。
 ごくごく当たり前の話なのですが、様々な理由で「出たとこ勝負」になっているミーティングも時々見かけます。
 たいがいそういうのは終わった後、「結局どうなったの?」ということになります。

【お客様がお客様社内で認められるために行動する】
 前提として自分がお客様に認められるのはありますが、そこからさらに進んで…ということです。
 組織としてのビジネスの側面も大事ですが、現場のプロジェクトリーダーとしては、やはりそこはお客様の成果を最大限に出来るように…と考えます。

【メンバーに依頼する時の5つのポイント】
 「望む結果(ゴール)」やそのガイドライン、マイルストーン等を意識して伝えておきましょうということです。
 この辺が曖昧なタスクだと、手戻りや余計な工数がかかっているといると思います。

【70%の力で働くすすめ】
 メンバーに任せてうまく行かなかった時等、不測の事態に備えていつでもリーダーはある程度余力を残して(これが70%)、行動しましょうってことです。

 「リーダーが一番働くべき」「メンバーより早く帰るなんて以ての外」という考えの人もいるようですが、それぞれの役目に応じたタスクがあり、その最後の砦としての役目も果たせなくなっては意味が無いと思います。

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 小難しいことを書いているわけではありませんし、図や表も色々と使われていて読みやすいと思います。
 日常のタスクに忙殺されている人は、改善のきっかけをつかめるかもしれません。

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2008年06月26日

[書籍]論理で人をだます法

論理で人をだます法
著者: ロバート・A・グーラ, 山形 浩生

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◆目次
日常は意味のない会話にあふれている
感情的表現(1)―人を丸め込む
感情的表現(2)―人を扇動する
感情的表現(3)―ほのめかしをうまく使う
番外編 論理のごまかしを見分ける
無関係な話を持ち出す
話をそらす
あいまいさと不正確な推測
混乱と不正確な推測
原因と結果の混同
単純化しすぎる
まちがった比較や対比
はぐらかし
番外編・何のための議論か、を考えよう
誤解を招きやすい表現
番外編・三段論法について
最後に


 シーン、パターン別に「一見」論理的な話をすることで相手を納得?させるフレーズが満載です。
 翻訳ものですが、日本語訳も良く、スラスラと読めます。

 ものすごく実用度があるかと言われると難しいですが、時々、色々なシーンで話していると、「ああ、これは(あの本に載っていた)あのパターンやな」とか思うことが出てきました。

 ちなみに一例として帯にあったのを紹介すると…

「ねえみんな、そうは見えないだろうけれど、今でもカメラの前では緊張しちゃうんだよ。だから僕はペポミントを使うんだ。ペポミントは歯を白くします。」

 …とあります。
 文章で読むと論理的におかしいのは分かりますが、実際の交渉や会話の中で見落としてしまうかもしれません。

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 あまりにまりすぎると人間不信に陥りそうなので、そこら辺は気をつけた方が良いですが…。

posted by yohhatu at 00:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月12日

[書籍]ペアプログラミング―エンジニアとしての指南書

ペアプログラミング―エンジニアとしての指南書
著者:Laurie Williams, Robert Kessler
翻訳:長瀬 嘉秀, 今野 睦, テクノロジックアート

 今の小規模プロジェクトで、ペアプログラミングをしていました。
 2人チームだったので常に同じペアでしたが、たくさんのメリット(と少しのデメリット)がありました。
#その辺りの話は別エントリで書きます。

 そのペアプロ関連でこの本を手に取りました。

***********************

◆目次
第1部 理解の習得
(ペアプログラミングの7つの神話、ペアプログラミングの7つの相乗的な方法 ほか)

第2部 ペアプログラミングの開始
(オフィスレイアウト、ペアローテーション:コミュニケーション、ナレッジマネジメント、トレーニング ほか)
第3部 ペアプログラミングパートナー選択の原則
(専門家‐専門家のペア、専門家‐平均的なペア ほか)
第4部 ソフトウェア開発プロセスにおけるペアプログラミングのケーススタディ
(ソフトウェア開発プロセスケーススタディにおけるペアプログラミング:XP、
ソフトウェアケーススタディにおけるペアプログラミング:CSP)
第5部 おわりに(前進、限界の超越、有能なペアプログラマの7つの習慣 ほか)


 翻訳ものですが、割と読みやすく感じました。

 第1部は、いざ「ペアプロをしたい!」と思った時に、たいがい出てくる(上司、同僚、チームからの懐疑的な)意見と、それに対する対策や反論が、具体的な数字も含めて書かれています。
 数字だけで導入を決定付ける根拠にはなりませんが、興味深い内容と思います。

 第2部では、いざペアプロした時に、よりそのメリット引き出すにはどうしたら良いかが書かれています。

 第3部では、色々なペア(経験豊かなPG-新米PG、内向的なPG-外向的なPG…etc)のケーススタディがユーモアを交え書かれています。
#典型的日本人同士でどうなるかも考察してみたいです。

 どの章も、理論や方法論だけでなく、実際に著者の経験を元に書かれているようです。
 最初に書いた今のプロジェクトでペアプロする前には「へぇ〜、こんなもんかぁ〜」で終わっていましたが、2度目はペアプロの最中に読んだので「そうそう!!これこれ!!」とものすごく共感できることが多く、「次も是非ペアプロでやってみたい」となりました。

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 ペアプロはそのやり方故にかなり食わず嫌いされている印象があります。
 もちろん全てにおいて「ペアプロ万歳!」ではありませんが、「ペアプログラミング」はもっと評価されても良いアプローチと思います。

posted by yohhatu at 21:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月07日

[書籍]速効!SEのためのコミュニケーション実践塾

速効!SEのためのコミュニケーション実践塾 (日経ITプロフェッショナルBOOKS)
著者:田中 淳子

 私が定期購読している雑誌「日経SYSTEMS」の前身である「日経ITプロフェッショナル」の初期に連載を加筆、修正して単行本化したものです。

***********************

◆目次
第1部 基本編(顧客訪問―基本のビジネスマナーをしっかりチェックする
リスニング・スキル―深く正確に聞くためのテクニックを学ぶ
顧客説明―顧客に深く理解させる「説明力」を身に付ける
質疑応答―質問にしっかり答えて説明を締めくくる ほか)
第2部 応用編(先輩として手本を示す―“先輩らしく”行動し優秀な後輩を育てる
新入社員が配属されたら―きめ細かい配慮で後輩の不安を和らげる
新入社員をOJTで教育する―OJTの方針を明確にしてこまめに声を掛ける
新入社員の表現力を育てる―細かい点を見逃さず表現の間違いを正す ほか)
付録

 基本編と応用編の2部構成ですが、基本編が大きくヒヤリングとプレゼン部分の2つに別れている印象です。

 元が連載ものだったからか、簡潔に各項目をまとめられています。
 だいたい1項目10ページ弱なので、1日1項目を読む…という細切れな時間を有効に使える内容です。
 小難しい心理学の話や長々した文章もなく、読みやすくまとまっています。

 この辺は「人材教育コンサルタント」という肩書きの著者の特徴(他にもちょくちょく著者の本を読んでいますが)だと思います。

 内容的には「これは目からウロコ!!」的な新たな驚き、気づきはそれほどないと思います(読者の経験にもよりますが)。
 ただ、仕事がバタバタしてしんどい的には、忘れがち、置き去りにされがちな基本的な部分を思い出させてくれる感じです。
 例えば↓…。

・「顧客の視点から回答する」
→「こんな最新の技術を使っています!」ではなく「これでどんな風に変わるのか?」を伝えましょう。

・「具体的な根拠を示す」
→「すごく早くなる」ではなく、「1時間の作業が5分になります」と具体的な数字を出しましょう。

・「ネガティブな先入観を与えない」
→第2部(先輩として手本を示す―“先輩らしく”行動し優秀な後輩を育てる)にあるのですが、新人が入ってきて初めて後輩ができたりして、話す時についつい(悪い方の)噂話や仕事の愚痴などを言ってしまいがちです。

***********************

 第2部は若手のOJT担当がやってしまいがちなNGが分かりやすく書かれています。後輩や部下がそろそろできはじめる若手の方は一度読んでみると良いと思います。

posted by yohhatu at 22:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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