#運営スタッフ、スピーカー、LTトーカーの皆様、ありがとうございました。
こういうイベントに参加するのは「DevLove関西」以来だったので、楽しみでした。
どの方の講演、LTとも気づきや刺激は大きかったのですが、その中でも特に思ったこと書いてみます。
#TLは「#agileto2010」で。
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◆<基調講演>「日本のアジャイル開発の変遷、現在・過去・未来」(長瀬 嘉秀)
#動画はこちらで。
・2009年あたりから「アジャイル開発」がまた盛り上がってきている。
前回2000年頃とは違い、経営者層や大手も言い始めている。
ので、事例ももっと出てくると思う。
[感想]
Ruby界隈で数年前に聞いた「最近、【Ruby】っていう安く早くできるものがあるらしいな?それでやれ」的な現象に近いような気がしています。
アジャイル開発が広まることはウレシイのですが、ある程度理解した上で適用しないと、「アジャイルって使えないよな」となりそうな気がしました。
ここら辺はポイント、ポイントで有識者が入ったり、小さな成功事例を積み重ねて行くのが今できることかなぁと。
・とは言え、日本のソフトウェア開発はウォーターフォール型を一生懸命頑張ってきた…WFを極めた「エクストリームウォーターフォール」…ので、そこから一気にジャンプアップしてアジャイルに行くには課題がたくさんある。
・日本のソフトウェア開発にあったアジャイルの適用をしていく必要がある。日本の品質は(欧米と比較して)良い。そこに(欧米でやっているような品質7割の)アジャイルを適用すると、その良さが消えてしまう。そこを融合させていく必要がある。
[感想]
「アジャイル適用したら早く、安くはなるかもしれませんが、多少品質は落ちます」等とお客様や社内の品質保証部門が納得しないなぁと確かに思いました。
なので、長瀬さんの言うように良さを残しつつ…だけど、WFにあった余計な部分はそぎ落として…というのが今後のポイントかなぁと。
あと、この基調講演は1時間半近くあったのですが、全然眠くならず、姿勢も前のめりで聞き入って、(社内である「研修」と比べると)自分自身でも驚く程、集中していました(苦笑)。
「どうしてかな?」と思ったのですが…
・聞き手に疑問を投げかけ、考えさせつつ、しばらく後に(長瀬さんなりの)考えを示す。という流れになっていた。
・スライドはあくまでキーフレーズだけ。手元に資料もない。
・他の参加者の熱気(週末に朝から自発的に来る)。
・(基調講演とは直接関係ないですが)そこまでのアイスブレークが良かった。
…と思いました。
◆<セッション1>チケット駆動開発がAgileになる理由 〜No Ticket, No Commit!〜
(あきぴー)
#資料はこちらで。
社内でももっと広まっても良い(というか、広めたい)と思っている「Redmine」を使っての「チケット駆動開発(TiDD)」の話でした。
#Redmineによるタスクマネジメント実践技法の著者の一人でもあり、サインいただきました(笑)。
Redmineは4年程使っていて、自分なりのノウハウも持っていた(で、本も読んでいた)ので、知識の再確認的な感じで、とても興味深かったです。
「お客様との共有する」てのにも、「こうやってみてはどうだろう?」レベルのアイデアが出たので、もう少し深掘りしてみようと思います。
#Redmine絡みでは講演後の質問タイムで質問したり、懇親会のミニセッションで発言してみたりとなかなか面白かったです。
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◆余談その1
懇親会で名刺…個人用を持っていなかったので会社のもの…を交換していたのですが、ほとんどの人が社名を見た瞬間に「お!?あの@kuranukiさんの!」て言われ、「@kuranukiさん、知られすぎ!」と思いました(笑)。
◆余談その2
「この前、全社のJavaFWを作ったって発表していましたよね」と聞かれ、(それに関わっている自分として)すごく嬉しかったです。
タグ:agileto2010 考察