で、その開発ツール(IDE)としてNetBeans6.0を使っています。
このプロジェクトの当初は、RubyOnRailsの開発にあたり、エディタのみだったのですが、生産性が上がらず(メンバーがRubyとRubyOnRailsの基本が身についているのであれば別の結果になっていたのかもしれませんが)、何か良いIDEは無いかな?と探していた結果です。
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で、まずEclipseベースのIDEであるAptanaを試してみました。
Eclipseベースなので操作性等は良かったのですが、当時Beta2だったりしていくつか開発を進める上で「ちょっと大変やな」的な現象がありました(今は解消されているかもしれません)。
そんな時にNetBeansが「Ruby」に対応したと聞きました。
NetBeansは、私の知る限り、当時、エディタとコマンドラインで開発するしかなかったJavaのIDEとして登場しました。
その当時は、IDE自体がパソコンに求めるスペックが高かった(重たかった)のと、後にJava開発(今ではそれ以外でも)IDEのスタンダード
となるEclipseが登場し、取って変われました。
その後、しばらく話を聞かないなぁ…実際には話には聞いていたのですが、Eclipseの能力を上回っている&私自身がJavaの開発をしていなかった…と思っていたのですが、ここに来て復活した感じです。
で、ここ3ヶ月近く使ってみて(その間にBeta2→RC1→正式版と遷移しましたが)、かなり満足しています。
当然、補完機能、バージョン管理(CVSやSubversion)との統合、デバッグ機能などおそらくIDEに期待される機能は一通りありますし、RubyOnRailsでの開発という側面で見た場合でのgemの管理や各rakeタスクの実行もできます。
今のところ個人的な不満としては下の2点くらいです。
[1]プロジェクトウィンドウとソースコードが同期しない。
選択するソースファイルを変えれば対応してプロジェクトウィンドウのツリーの展開/折り畳みも同期してくれると、今どこにいてどれを見ているのかが分かりやすいと思います。
※ひょっとしたら設定できるのかもしれませんが、見つかりませんでした。
[2]たま〜に動作検証中に、NetBeansがJavaのNullPointerExceptionかOutOfMemoryを出力して、NetBeans自体の反応が無くなります。
アプリケーション本体自体は動いているので検証ができなくなることもないですし、NetBeansを再起動すれば問題無いのでそれ程苦になりません。
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2008年1月末には日本語版のNetBeans6.0もリリースされるとのことですし(今は英語版NetBeansに日本語パッチを適用しています)、楽しみです(その頃にはこのプロジェクトもユーザテストをしていますが)。
http://ja.netbeans.org/files/documents/197/1773/nb60ja-2008-01-13_11-00.zip
またインストーラベースのものも http://bits.netbeans.org/download/6.0.1/ml/nightly/latest/ として公開していますので是非使ってみて下さい。
ちょくちょくアップデートはしているので、また使ってみます。