2007年04月22日

[書籍]SEの持つべき「思想」

 一時期「SE本」がかなり出版されました。
 私も色々読みましたが、「時々読み返そう」と思える本はそれ程多くありません。
 今回はそんな本の話です。

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SEの持つべき「思想」―できるSEは何を考え、どう動いているのか
 著者:秋月昭彦/瓜生聖
 
 この手の本は、何となく小難しい理論や抽象的な精神論が書かれている事も多いのですが、これは具体的な例と平易な文章で読みやすく基礎的な心構えが書かれています。

 山積みのタスクに追いかけられている時こそ「自分がこれらを意識しているか」的な気づきを与えてくれます。
 その中でも↓は私が「そうやなぁ」と思うものです。

[1]SE自身の費用対効果
 自分の仕事がどれだけ時間がかかって(=費用)、結果がどれだけ会社の利益(=効果)につながるかを考えましょうと。
 漠然と仕事をするのでは無く、いかに費用(時間や手間)を少なくし、いかに効果を大きくするかを常から考えましょうと。

[2]無名な一流、有名な二流
 保守や運用、インフラ(サーバ管理)等の話です。
 これらはライフライン(電気や水道)と同じで動いていて当たり前です。
 トラブルが多発するとサーバ管理者に何度も連絡したり、直してもらうわけで、その結果、よく名前が知られると。
 一方、インフラやサーバ管理をキチッとやっているとトラブル自体が起きず、利用者も何も思わないず、下手すると「管理者なんかいるのか?」まで思うわけです。
 これが「無名な一流」…知られていないけど仕事っぷりは一流だと。

[3]説明責任
 SEは、SE同士以外にも営業や経営者等土俵が違う方とチームで組み、仕事をする事が多くあります。
 そんな時、技術において素人のメンバーに対する説明責任が発生します。

 「これ出来る?」→「出来ません」だけでは話にならないわけで、「何故出来ないのか?」「何か状況が変わる等すれば出来るようになるのか?」「代替案は無いのか?」等を考えに考え抜く必要があるという事です。
#この「説明責任」は私がいっつも心がけている事でもあるので、これはまた別エントリで書きたいと思います。

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 他にも良いトピックはありますが、200ページ程度しか無く軽く読めます。
 特に2,3年目で今まで指示される事をやっていたポジションから仕事のやり方の工夫を求められるようになった人達に読んで欲しい本です。




タグ:お勧めの本
posted by yohhatu at 20:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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