#参加してくれた皆さん、会場提供してくれたシナジーマーケティングさん、 "やっとむ" こと 安井 力(@yattom)さんありがとうございました!
◆発端
「カンバンゲーム」を以前参加した京都アジャイル勉強会でやった時の話です。
タスクボードを使い慣れているつもりでも、このワークショップの学びや気づきといったポイントがしっくり来ませんでした(楽しかったのですが)。
そんなこともあり、京都アジャイル勉強会の主催者である@toshiotmさんと@Posauneさんと「このワークショップの考案者であるやっとむさんを呼ぼう!」と話をしたのが発端でした。
◆カンバンゲームの感想
1:Pullの難しさ
2パターン目までと3パターン目では明らかに違うカンバンでした。
言葉の定義は色々あると思いますが、前者が「タスクボード」、後者が「カンバン」という感じでした。
3パターン目では、後工程がPullできないにも関わらず、作業に取りかかろうとして立ちつくしてしまうシーンもありました。
Pullの考え方に慣れて効果を出すまでが難しいように感じましたし、勉強と実践が必要な感じでした。
2:「もっと頑張る」ソリューションはダメ
あるProblemに対してこの「もっと頑張る」ソリューションで解決しようとしましたが、どこか不自然になったりしてうまく行きませんでした。
しかし現場ではこの「もっと頑張る」がよく使われているよなぁと苦笑いしている方も多かったです。
3:Problemをタスクに紐付ける
これは現場でもすぐにできる工夫です。
「問題」と「タスク」を結び付けるのではなく、「問題」と「自分(担当者)」を結びつけてしまっているとこういうのは明らかにしづらくなるので、チームの状態を見るのにも使えます。
◆「宝探しアジャイルゲーム」
私はビジネス側のロールでしたが、市場はすぐに変化するし、そこでの判断も難しく、本当に頭を使いました(終わった時にはヘロヘロでした)。
開発側に「なぜ」「どういう狙いで」を全然説明できなかったので、開発側は「要求が来ない」「来てもそれがなぜなのか分からない」という、実際の現場でも見かけるストレスを感じていたようです。
#1ラウンド毎の時間の制約も絶妙でした。
競合するチームの「今の立ち位置」「どこに向かおうとしているか?」「彼我の差はどれくらいあるか?」が【明確に分かろうと思えば分かる】という状況も判断に時間を取られ、決断が難しくしていました。
開発側との協調という面では、もっとビジネス側のマップを見てもらうなど、やりようがあったと反省しています。
また、スクラムマスターがいるともう少しスムーズに回ったのでは?とも思いました。
大きな目的は一緒にせよ、目の前のミッションが違う2つのロールだけでは衝突しがちでしたので、時間管理や衝突点の整理、「大丈夫だよ」という声かけ1つで色々判断やアクションが変わったかと思います。
#この辺は普段仕事でしているはずなのに、「ビジネス側のワガママ」を押し通していました。開発側の皆さん、ごめんなさいでした。
◆懇親会
ここでも色々濃い話ができ、自分の悩みだった「スクラムマスターとして、プロダクトオーナーやチームとの距離感」という話をやっとむさんとお話できたのが本当に良かったです。
わざわざ「このワークショップをやってみたいから!」という理由で東京から来てくれた方もいたりして、やって良かったです。
ちなみに「宝探しアジャイルゲーム」は東京でのXP祭り2013で行われるそうなので、興味ある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
#DevLOVE関西のアイデアや検討している勉強会はFacebookのグループやDoorkeeperのコミュニティで公開していますので、興味がある方はご参加ください。