2013年05月30日

DevLOVE関西「ロールプレイング・インセプションデッキ」に参加しました!

 DevLOVE関西の企画「ロールプレイング・インセプションデッキ」に参加してきました。
 ファシリテーターは市谷(@papanda)さんと上野(@jun116)さんが東京から来てくれました。
#参加してくれた皆さん、会場提供してくれたTISさん、大阪まで来ていただきお話してくれた市谷さん、上野さん、ありがとうございました!

◆インセプションデッキとは?
 書籍「アジャイルサムライ−達人開発者への道−」で紹介されています。
 特徴は以下のような感じです。

プロジェクトに対する期待をマネジメントするためのツール
10の課題(タフな質問)で構成されている
プロジェクトを開始する前に聞いておく必要のある質問ばかり
お客様も含めた期待を共有し、認識を合わせることができる

 このブログでも「インセプションデッキ書いてみた」や「インセプションデッキワークショップをやってみました」で書いています。

◆内容
 ワークショップのネタバレにもなるのであまり書きませんが、非常に役に立ったというのが感想です。
 実際に自分が実務で書いている内容をより深めて、役立てるデッキにできそうな感じでした。
 さすがファシリテーター役はインセプションデッキを使っての実戦経験が豊富なので、その説明などもかなり面白かったです。

 ザッと自分の中で新しい発見があったり、改めて思ったことをメモ。
・契約前にインセプションデッキを作ること
・耳に聞こえ心地が良いのは上滑りする危険がある
・他のデッキと行き来して確認する


 特に期待マネジメントの話は明快で自分の中にストンと落ちた感覚がありました。

 後、デッキの質問をぶつけることから始まり、それぞれの期待している内容を引き出す側もコツみたいなのもうまくできるか大事だと痛感しました。
 お客様とデッキを作る場合が多いと思いますが、「なんとなく分かった感じ」になって流してしまったり、もう一歩踏み込めず「ほわぁとした感じ」のままになることもあります。
 インセプションデッキの質問はけっこう答えにくい質問も多く、これらを明らかにするのはそれなりにしんどいことが多いです。
 しかし、それらを明らかにしないと、(誤った)先送りをしてしまい、そこにお互い都合の良い期待が入り混じったりして、膨らんでくると「これをやってくれると思っていた」などとなって期待マネジメントがうまくいかない状態になってしまいます。

 インセプションデッキは、10分やそこらでできるものではないですし、1回やって終わりというものではないですが、お客様を含めてプロジェクトを割と正しい方向に向かうことができる強力なツールです。
 ので、それぞれの現場で工夫して使っていけば、きっと現場を前進させることができると思いました。
 
#DevLOVE関西のアイデアや検討している勉強会はFacebookのグループDoorkeeperのコミュニティで公開していますので、興味がある方はご参加ください。

 
タグ:DevLOVE関西
posted by yohhatu at 08:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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