また、要件定義、設計、またテスト工程などにおいてはツール以外にもXXX論などの理論や方法論が出てきます。
今回はそれについて。
#特定の方法論やそれを主張する方々のことを指しているわけではないです。
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その「XX方法論」が紹介されている内容を読むと、「ほうほう…確かにそうだよなぁ」とそれなりに思うことが多いです。
では、その「XX方法論」がその後、その工程…要件定義における「XX方法論」なら要件定義工程を変えるだけのインパクト、実績があったかと言うと、そこまで実現できたのはあまりない印象を持ちます。
感覚的な言い方ですが…
「なんぼ『優れている(と思われる)考え方や手法、理論』にしても現場の視点が無いと難しいよね」
…と思うわけです。
逆に現場の視点を取り入れた仕掛けや、現場を改善するツールがはまると、それはどんどん浸透していきます。
するとますます実績が作られ、進化していく…という良いサイクルが産まれて…それが数ヶ月後に「ZZZ方法論」と名付けられることもあると思います。
「XXX方法論」を作ること自体が目的になっているのかなぁと思ったりもしますが、そういうものを主張する側は限って…
「現場に浸透しないのは、現場の理解度が悪い。勉強しない。現場が忙しい…そうしている会社が悪い」
…的な論調だったりします。
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(いきなり「XXX方法論」を出すのではなく)現場と一緒になって、仕掛け、ツール、アクションをしていく過程で実績を作って、結果としてそれが「XXX方法論」を強く、より良くしていくモノになっていく…という流れを作れば良いのに…ともったいなく思います。
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