また(特に新卒採用では)「(面接ではなく)実際に働いている現場と話をして、理解を深めてもらおう」というイベントもあったりします。
私もその「現場の人」として、お手伝いをすることがあります。
そんなある日の食堂での会話です。
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役職者の方が、面接で学生からこんな質問をされたわ…と話していました。
こんな質問:「中国拠点でのオフショア開発について御社ではどのようなお考えですか?」
その方はあまり詳しくないらしく…
その方:「分からないから適当に答えていたわ。どういう意図で(学生はそんな)質問をするんやろうなぁ」
…と話していました。
その話を聞いて、自分が新卒、転職時のことをふと思い出しました。
(特に転職時ですが)同じ質問を異なる面接官にする…例えば一次面接の人事部と二次面接の役職者、最終面接の役員とか…というのを意図的にしていました。
それで180度違う答えが返ってくるようなら、適当に答えている、組織として意思統一が取れていないなど、なんにせよ自分が所属する組織として「う〜ん、大丈夫かな?」と判断材料の1つにしていました。
「御社の社風はどうですか?」など、人や立場によって感じ方が違い、答えが変わる質問は参考になりませんが、食堂で耳に挟んだような質問であれば使えると思います。
ちなみに私が回答者なら「詳しく知らない」旨を伝え、分かっている人にヘルプをお願いするか、後日フィードバックするかなぁと。
#組織の大きな方針などは役職者、役員であれば知っているのが理想論ではありますが…。
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採用面接は、組織が採用の是非を決めるものですが、採用される側もその組織に所属して良いか判断していることもある、という認識をもっと持つ必要があると思いました。