2009年04月20日

[書籍]パワポ使いへの警告

パワポ使いへの警告 (講談社BIZ)
著者:榊原廣

 題名だけではちょっと手が伸びなかった印象の本です。
 が、(どれかは忘れましたが)ブログでの紹介文に惹かれて読んでみました。

 ザックリと…
「企画書を作る」と「企画を作る」ことがゴチャゴチャ(混同している)になっているのではないか?

企画がうまくできないのはそのせいではないか?

ではどうすれば良いのか?

 …という感じになっています。

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◆目次
1章 あなたはこんな落とし穴に落ちていませんか?
(いきなりパワポ話をうまくまとめられない ほか)
2章 「企画」が目指すもの―正しい企画より、信じられる企画を
(あり得べき可能性を探る―10円よりも高い10円玉!?
企画に正解はない―裸足で暮らす人たちに靴を売る!? ほか)
3章 「企画」を生み出すテクニック
(企画作業は“規格”で考える企画作業の“規格” ほか)
4章 「企画書」を作る
(企画と企画書は違うもの企画書の役割 ほか)


◆「企画を考えること」と「企画書を作ること」は、まったく違う作業である。
 本書の言いたいことの中心はこれで、「ではどうれば良いのか?」が後に続いています。
 後にも出てきますが、それぞれをこなすには違う能力が必要であり、また同時にこなすには難しいということです。

 実際に簡単な提案書(SEにとっての企画書みたいなもの)を書いてみるとこれは実感できると思います。

◆「カット&ペースト」で失うもの
 パワポだとCtrl+X/Vのショートカット一発で、置き換え/差し替えが簡単にできます。
 その手段自体は問題ではなく、その簡単さ故に、前後のつながりや全体整合性が崩れ、企画としてのロジックが破綻してしまいがちだと述べています。

 若手に(パワポの)資料修正をお願いした際に、よくありがちなパターンかと…。

◆企画に正解はない《裸足で暮らす人たちに靴を売る!?》
 企画や考え方関連の本などで良く出る例題かと思います。
 今まで見た中で詳しく書いている方だと思います。

◆「自分が言いたい文脈でストーリー」を語るのではなく、「相手が聞きたい文脈でストーリーを考える」
 自分にとって良い提案、仕様ではなく、お客様の目的を達成するための良い提案、仕様を第一に考えるという感じです。
 
◆企画に求められる三つの人種
 企画を完成には「広げる」「まとめる」「選び出す」の能力をフェーズに応じて発揮する必要があるということです。
 最初に書いたように、それをごっちゃに使おうとすると企画ができなくなってしまうということです。

◆企画作業の"規格"
 以下の4つの構成要素から成り立って入ればほとんど出来上がりと言っています。
 1:目標→最終的に、どうなりたいのか
 2:現状把握→それに対して、自分は今どういう状態にあるのか
 3:課題→なりたいものになるためには、何が阻害要因なのか
 4:解決策→その阻害要因を打ち破るためには何をすればいいのか


 この部分は詳細で本書の肝でもあると思います。
 
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 営業職はもちろんかもしれませんが、SEでも(組織形態にもよりますが)この手の企画書や提案書は書くことがあると思います。
 そんな時にここに書いている内容はけっこう役立つと思います。




タグ:お勧めの本
posted by yohhatu at 04:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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